機械をいれない勇気と、いれない時の弱者戦略に徹するべきだ   


とても素敵な会長ではあるが   (1)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

関西地方の議会の元副議長まで勤めたひとである。

80歳も超えているとは微塵にも感じさせない。
大物政治家タイプといえば、大袈裟になるが衣着せぬ
スパッとした切り口は辛口でも爽やかさがある。
そして明るく茶目っ気があるから、多少の意見の相違は解消して行った。


我が社の「釘の家庭教師」のパンフレットを見て
連絡があったのが丁度、1年ほど前の年の瀬もせまっていたこの頃。

「釘師のことで相談したいんや。誰かいないか」
釘師の派遣から始まって、店舗再生に話がはずむ。

大型店舗が車で10分のとこで、全面リニューアルを
仕掛けて来た時から成績が落ちている。
平均でみる客数は130人~150人、売上800万円は前後しているように見えた。
新台購入費は1.000万を毎月かけていた。実は機械やの営業マンにも会ってみた。

会長は「あのこは礼儀もないし、誠意もない・・・」と、ぼやいていた。担当者らしい。
でも取引を他社に変えようとしない。
電話で怒っている姿も目撃している。

すこし前まであった1000万円の成績低下から
会長の表情にあせりが滲んでいる。
機械屋はだからといって、
機械販売額を減らしてまでアドバイスはしない。

能力以上の機械を売りつけることによって、
この会長のように苦しんでいるひとがいる。

ただ、儲かればいいのか。
自転車のペダルをこぎ始めて休むことができなくなっている。
一歩間違えれば谷底に転げ落ちることが見えないのか。

これから単独店が真剣に考えてもらいたいのは、
機械をいれない勇気といれない時の作戦演出と弱者の運営方式だ。
これに徹しない店舗は停滞の一途を辿って行くことだろう。

それでも会長が機械の取引をやめられないのは、しがらみがある訳でもないが、
10数年も過ごした慣れとか和みがあるのだろう。

そして何より機械入替という麻薬に陶酔しがちな作戦なき盲目的行動の弊害である。

1店舗で売上が800万円を推移しているから、
月1000万円の機械購入費用が妥当なのだろうか。

一般の財務指標では25%とかいっても
それが、この単独店には一律に妥当なラインだとはいえない。

単独店の機械購入費は業界の平均値では換算できない苦しみがある。
それは限度額を遥かに超過した過度な資金繰りが毎月の支払いを圧迫している。

毎月の粗利がショートしているのだ。
銀行は雨降っても傘を貸さないとよく言ったもので、
自分のカネのようにいばっている。
杜撰な商売で破綻した銀行が公的資金の投入で
破綻銀行が再生されたのにもかかわらず、相変わら敷居が高い。

このような現状では稼動とか客数には目を向けられず、
いつもおカネの心配ばかりをしなければならない深刻な状況が展開されている。
だから紛れもない弱者なのだ。余裕がないのだ。


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by pyuaraito | 2007-12-23 23:51 | ないないづくし戦略

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