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回転数とベース作戦で稼動アップのキッカケをつかんだ月曜日から次週の月曜日!   



take さんへ


いつも参考にしていただきまして誠にありがとうございます。
しばらく、東京と静岡の出張でブログもおろそかになり、
返事も遅れましたことをご了承ください。さっそくですが
ご質問についてお答えいたします。


大事なイベント時の1,000円分試し打ちとか、
普段もSではなく1,000円の回転数議論をしているとは
素晴らしいことだと思います。
最も現場的でお客さま視点を重要視されていることには共鳴しております。


ご質問の件ですが、結論からいいますと社長のご指摘の通りで、
機種Aと機種Bで回転数が同じであるならば、
勿論機種Bが圧倒的に支持されていきます。


問題はそれが店舗の運営とお客さま接点での相互間において、
限りなく共通の利益を追求する手段として、
稼動と利益のコントロールを如何にすることが
有効であるかがキーポイントになります。
店舗の規模とか機種などの稼動と粗利状況がわかりませんので、
説明に限界はありますが通常で行っている実践例をもってご説明いたします。


先ず私の顧問先で試みてきたことの中に、
社長ご指摘の回転数とベースの実践的問題があります。

例えば新台入替とかイベント時において、
ある機種の特性と曜日の性格を絡めた
出玉放出作戦についてご説明いたします。

ある機種台数10台の店舗の場合での
新台入替えの失敗例と成功例です。
新台入替をキッカケに既存の機種に、
新台並みの稼動をさせていく作戦の手立てです。

もしこれが成功すれば、既存の機種まで巻き込んで
稼動をイッキに取り込む強力な手段となり、
粗利にも大きな貢献をすることになるからであります。

特に弱小店舗では、新台入替をするごとに
既存の機械に稼動させる意味が達成されなければ、
ますます窮地に追い込まれてしまうからです。

○失敗例 (既存のA機種と考えて)
月曜日 入替初日 「回転数最高レベル」 「ベース最低レベル」から、
はじめて回転数を日曜日に向けて段々に落としていったとします。
そして次週の月曜日には回転数をあげては見ても
稼動はさっぱり着いてこない、という例は巷で良く見かけるところです。

わたしはこれを失敗例と名づけています。
何が失敗なのでしょうか。
なぜ稼動は急に低下したのでしょうか。

勿論粗利の配分の良し悪しはあります。
ここでは単純に出玉の作戦の見地で理解をすすめていただきたいのですが・・・

問題は回転数オンリーでベースの作戦が欠如していることです。
新台入替から既存のある機種の回転数をしめて
通常の割数に戻すことが平常営業であると勘違いしていることにあります。

結果として、新台入替から1週間、高割数で営業をしては
見ても次週の月曜日にはもとの稼動に戻ってしまって、
また粗利に追われる日々を繰り返す羽目になります。

このような店舗がほとんどでキッカケをつかめないでいます。
何度も経験して苦しんでいることをこれでもかと歯を食いしばって
苦労に挑戦しているのはわかりますが、
繰り返えすほど坩堝にはまっていることに気がついていないということです。

そして不思議なのはそれでも・・・発想を変えようとしないことです。
ただ言えることは、機械入替で玉を出す式考え
(回転数の上げから通常への下げ)が入替えだと思っている人があまりに多いことです。



しかしtakeさんのように、1000円あたりの回転数に熱心に執着してみたり、A機種、B機種のベースに格別な興味をいだきながら、みんなで議論をするなど、お客さま視点が鮮明な店舗においては、業界情勢に暗雲が漂うなかでも進路がぶれることなく舵取りをしていけるかと思います。

この機会によりよい展開があることを願っています。

次号は成功例をご紹介いたします。




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by pyuaraito | 2008-05-27 00:33 | 釘の家庭教師

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